
5月5日の日、七尾市の「青柏祭2026」へ各駅停車の電車で観てきました。残念ながら帰りの電車時間があり「辻回し」は見れませんでした(笑)




青柏祭の主役は、日本最大級の曳山である「デカ山」です。高さ約12m、重さ約20t、車輪の直径だけでも約2mという巨体は、間近で見上げると圧倒されるほどの迫力があります。釘を一切使わず、藤蔓(ふじづる)で木材を縛り上げる伝統技法で組み立てられており、能登の職人技が光る豪壮な構造美も大きな見どころです。




祭りのハイライトは、巨大なデカ山が街角で方向転換する「辻回し」です。長さ約8mの「大梃子(おおてこ)」を車輪に差し込み、若衆たちが一斉に乗ってテコの原理で巨体を浮かせ、旋回用の小車を軸に回転させます。狭い路地裏や民家の軒先をかすめながら一気に方向を変える瞬間は、観客から大きな歓声と拍手が沸き起こります。




2026年の青柏祭は、能登半島地震からの復興を象徴する行事としての意味も深く持っています。5月4日の本祭では、府中・鍛冶町・魚町の3台が揃い、街なかを勇壮に練り歩きました。若衆たちが声を張り上げ、曳き手を鼓舞しながら進む姿は、震災を乗り越えようとする力強い熱気に包まれ、訪れる人々に大きな感動を与えました。




「見る祭り」だけでなく「参加する祭り」であることも青柏祭の魅力です。デカ山は一般の観光客も曳き手として参加することが可能で、長い綱を大勢の人々と共に引く一体感は格別です。2026年も5月4日や5日に体験プランが用意され、老若男女が力を合わせて巨大な山車を動かす、この祭りならではの熱気を肌で感じられました。







